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私立中学校で基調講演。子どものスマホをどうすれば良いか?を考えることができた

都内にある歴史ある私立中学校の保護者会で

「子どもたちのスマホの扱いを親としてどう捉えるか」
についての講演をして頂きたい。

という依頼があり、
対象だった
中三生保護者様に講演を行わせて頂きました。

講演後は保護者様同士の茶話会があり、
そこでの話題は、講演を聞いて自分たちはどうすれば良いか?だったので、
まさに、基調講演でした。

講演後、
ご依頼頂いた先生によると、

「保護者のみならず、教職員からも「学べるものが多かった」。
 ご講演を依頼して本当によかったと感じております」

とのこと。

子どものスマホ問題で悩む
ご家庭・先生方・子どもと接する職業の方は多いので、
一助になれて良かった!というのが、なによりでした。

講演では、
大きく分けると、

・スマホ時代、子どもが置かれている現状
・スマホ使用と学校成績の相関性
・スマホルールのつくり方
・ルールを作るために大人が親がしなければならないこと
・AI時代に子どもが必要な力とは?
・親子関係が悪いことによる危険性
・子育て共育7つの法則

といったことを
お話しさせて頂きました。

私立中学校中三保護者様、約70名に講演させて頂きました。

講演に際し、
アンケートを書いて頂いたのですが、その内容は・・・

目次

スマホを与えた学年

小3:7%
小4:14%
小5:14%
小6:14%
中一:44%
中三:7%

でした。

公立小学校⇒公立中学校の場合、
下記の通り、

今回のアンケート結果よりも早めに渡しているのは各種データで明らかです。

この差の理由を考えると、

講演を行った
この都内私立中学校の場合、
中学入試合格に必要な学力レベルが高いこともあり、

小学校時代にスマホを与えず、
私立中学校入試合格の暁に!
ということで、渡しているのが見て取れます。

なお、
平成25年辺りが懐かしく感じます。
この頃は、
高校入試合格のご褒美!ということでの購入が多く、
2月の家電量販店は大繁盛!状態だったことを思い出します。

また、上記グラフを見ると、
小学生の保有率は64%となっていますが、
これは小1~小6のトータルなので、
小5・6年生にもなると、中学生同様の保有率が伺えます。

渡すときにルールを作ったか?

はい:71%
いいえ:29%

多くのご家庭でルールを作っているのが分かります。

但し!!

現在、スマホに関する悩みはありますか?

この問いに対して、

はい:85%
いいえ:15%

ルールを作っているご家庭が71%だったのに対し、
85%のご家庭でスマホに関する悩みがあると回答。

ルールを作っても、
ルールがシッカリと機能していないのが分かります。

それもそのはず。

子どもはルール破りに心血を注いでいるから!

子どもはすり抜け名人です。
あなたも子どもの頃、親との約束を破ったことはありませんか?

正直、
私自身は経験があります。(^^;

そして、
アンケートにお答え頂いたお悩みの内容としては、
こういったことがありました。

・YouTube動画を見続ける
・時間を守らない
・つねに身に置いている
・つねにスマホを持ち歩いて画面を見ている
・気づくとずっとスマホを触っている
・深夜まで友達とLINEでやり取りをしていると思う
・スマホを触りだすと止まらず、ケジメが付けられない
・毎日欠かさずチェックすることが多く、時間が取れている
・スマホゲームをやり続けている
・家にいる時間のほとんどでスマホを見ている
・ルールを決めても破る
等々

では、なぜルールを破るのか?

子どもたちがルールを破る理由。

大きく分けて3つに分類されます。

・【納得】していないから
・【押し付けられている】と思っているから
・【どうせ】大丈夫だと思っているから

では、
どうすればよいか?

その答えは、

ルールは親子で一緒に作る

です。

まだスマホを渡す前であれば、
親子関係が多少良好ではなくても、
ルール作りを一緒に行うことができますが、

既にスマホを渡している場合、
親子関係が良好でないと、そもそも話し合いになりません・・・。

著書

子どものスマホで「困った!」を防ぐ

スマホの与え方・使い方の教科書(産業能率大学出版部)
子育て共育アドバイザー/学習塾塾長 野本一真著
紀伊国屋書店ランキング1位書籍

Amazon購入リンク
https://amzn.asia/d/4Oo0zyF

には、
書店購入者が多いこともあり、

Amazonレビューよりも、
直接メッセージを頂くことが多くあります。

「渡す前にこの本に出合えてよかった」

というようなご意見も多いのですが、

中には、

「親子関係が重要なんですよね。それが難しいんです」


レビューを書いて頂いた方がいました。

私からすると、

本当にそれで良いんですか?!

です。

スマホは、
便利な道具であると同時に、
あらゆる犯罪に繋がること【も】できてしまうデバイスです。

親子関係が厳しい場合、
子ども自身が困ったことに遭遇した場合、相談する相手がいない

相談する相手がいないということは、大人が気づくのが遅れる⇒手遅れになる

という可能性を多分に残します。

なんとしても避けたいところです。

また、

講演の内容を実施したいと思いますか?

に対して、

・ルールづくりを実施したい:67%
・子どもとの関係改善を先にしなければならない:33%
・実施するには不安がある:0%
・現状困っておらず、実施する必要は特にない:0%

と回答。

子どもとの関係改善をしなければどうなるのか?

ということが伝わって、本当によかったと思うところです。

講演会の内容で最も印象に残ったことは?

・親もスマホ、アプリについて学ばなくてはいけないということ
・知ること、関係性
・知ることの大切さ。可視化させること
・親がスマホの内容(スパチャなど)について、わからないことが多い
・親がSNSリテラシー向上には重要であり、自分自身を見直し、家族として日々を丁寧に過ごしていきたい
・自己効力感と自己肯定感
・子育て共有7つの法則
等々

いつか子ども自身がなんとかしてくれるだろうというのは
大人の勝手な願望に過ぎない

ということもお話ししたので、
この「印象に残った言葉」を見ていると、

大人が「知る」必要があるということも伝わった

のがわかります。

大人の関わり次第で 子どもの未来が変わる

大人の関わり次第で、子どもの未来は変わります。

子どもを変えようとするのではなく、
自分(大人)が変わる必要があります。

そこをショートカットするというのは、
大人も子どもも魔法使いではないので、難しいことです。

大人向けの本で言えば、
相手を変えようとするのではなく、自分の対応を変えましょう
というような本は沢山出版されていますよね。

子どものスマホは依存度が高いので、
大人の対応が不可欠です。

そのためには、
大人が「知る」必要があります。

そういったことを踏まえて、
講演ではお話しさせて頂きます。

勿論、
指標がなければ動きようがないので、
テクニカルな部分の
スマホルールのひな形もご紹介いたしました。


講演・相談をご希望の方は、
下記問い合わせフォームで、何なりとお申し付けください(^^)/

その前に、

本書を読んで頂くことで、
子どもとスマホに関して、考えるキッカケになれば嬉しい限りです。

ご質問・お問合わせ・講演依頼はこちらから

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子育て共育アドバイザー/学習塾塾長

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この記事を書いた人

親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザー、学習塾塾長。
 中学生のころ、所属していた部活が廃部になり帰宅部に。以来、帰宅ゲーム部として、時代が違えばプロゲーマーになるほどにゲームにのめり込む。また就職氷河期真っ只中にも関わらず、人生は一度しかない!と、上場企業・公務員・大学病院・医療グループ等、職種を変えた転職を行う。バイト時代を含めると10職種以上に及ぶ。その中で、高学歴ドロップアウトを幾度となく目の当たりにし「大人の関わり次第で人生が変わる」ことを痛感。学習塾(個別学習のセルモ)を開業。

 子どもの自己肯定感・自己効力感を育み、急激な変化の時代に「自らが主人公の自らの物語」を歩むことができる力の育成。すなわち、状況を受け入れた上でどうすれば良いか?を自らで考え・行動できる大人へと成長する一助となることを「指導理念」としている。
また、職種を変えた転職をしたため、子どもの言う「何がわからないのかわからない」を幾度となく経験。児童心理学・脳科学も活用し、子どもに寄り添った指導を行う。その子どもの成長には家庭環境が不可欠。

 親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザーとして「親を対象とした親子関係の構築・改善相談」を行っている。近年は子どものスマホの保有率の増加と共にスマホ問題が子育ての問題となっており、その指導・改善方法を広く伝えることで、多くの「子育てで悩む親に何かひとつでも参考になることがあれば」と願い、

スマホの扱い、ルール作り、そのルールを維持するための親子関係構築方法を書いた
『子どものスマホで「困った!」を防ぐ スマホの与え方・使い方の教科書』を出版。

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