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どうする?夏休み。子どものスマホ使用に関する記事が増えました。ルールと運用について

子どもにとっては、楽しい楽しい夏休み。
ネットニュースを見ると、
子どものスマホ使用に関する記事が多数掲載されています。

夏休み。子どものこんな姿を見ることになっていませんか?

SNSの児童ポルノ被害など『9割がフィルタリングなし』の統計も 夏休みに確認!子どものスマホ2つの注意点

子どもが高額課金…契約取り消し不可能なケースも ネットトラブルどう防ぐ

「夏休みにトラブルに巻き込まれることが非常に多い」スマホの注意点 小学校で特別授業

小中学生のゲーム課金のトラブル、どう防ぐ? 「管理」や「監視」だけじゃない…親が実践すべき「3つの対策」

センセーショナルなタイトルが並びますね。

こういった記事を読むと、
「フィルタリング機能」の利用を勧めていますね。

当然有効な機能ですので、
導入して頂きたいところです。

というのも、

子どもにスマホを与える際、

・フィルタリング機能を利用していない
・ルールを特に設定していない

という家庭が多いのは確かです。

まずは、
ここから、ですね。

ただ、
私、野本一真の著書

子どものスマホで「困った!」を防ぐ

スマホの与え方・使い方の教科書(産業能率大学出版部)
子育て共育アドバイザー/学習塾塾長 野本一真著
紀伊国屋書店ランキング1位書籍


記載していますが、

・単に、フィルタリング機能を利用する。
・ルールを設定する。

だけでは、
問題解決にならないケースが多いのが事実
です。

なぜなら、
子どもたちは、規制があっても、規制を突破するのに躍起になっている
から。

子どもの検索能力
向こう見ずな行動


甘くみることができません。

親が設定したパスワードを知るため、

スパイ映画さながらに
スマホ画面をキレイにして渡し、
その付いた指紋からパターンを試す

なんてケースもあります。

「16パターン目で突破出来ました!」

と、誇らしげに語る子ども・・・。

ここで重要なのは、

フィルタリング機能
ルール設定

をすれば
すべて解決!というわけではない

ということです。

目次

夏休み、子どものスマホでどのような対応をすれば良いのか?

本書P147にある

ルールをつくる際は、抜け道が存在することを前提とする。最も確実な利用制限は、
「時間になったら親が預かる」と「実際に目で見て確認する」であることを念頭に置
いて、あらかじめルールに盛り込んでおくことをおすすめします。

【子どもと一緒に】ルールを決めるときには、
ルールの中に、
親が確認しても構わないという項目を入れる

そして、

本書P174

ルールは守るためにつくります。守らないのであれば、つくる意味がありません。
つくって終わりではなく、つくってからがスタートです。
ルールが守られているかどうかは、定期的に確認・経過観察をする必要があります。
毎日でもいいし、2日に1回、1週間に1回、抜き打ちでも構いませんので、確実に
行いましょう。

ルールはつくってからがスタートだと思い
親が使用状況を確認をする。

だからといって、
SNSのやり取りを見ましょう!ということではないですよ。
勿論、そういったことが必要なご家庭もあるでしょう。

この使用確認をしたとき、

ルールを破っていたのなら、
毅然とした態度で対応する。

本書P175

スマホに限った話ではありませんが、子どもかわいさのあまり免罪してしまうとい
うことを繰り返すと、子どもは親の言うことを右から左へ聞き流すようになってしま
います。親を軽んじて、悪さをしても何とかなるだろうと考えるようになります。

ルールづくりの際、
子ども本人と同意の上、約束をしているわけですから、
理不尽ということはありません。

正直言えば、

面倒くさい・・・

と思うかもしれませんが、

スマホは便利な道具であると共に、凶器にもなります。

本書の「はじめに」に載せていますが、

子どものスマホは包丁と同様の扱いが必要です。

適切な使い方ができるまでは、
始動することが必要です。

あわせて読みたい
スマホと包丁の共通点。安易に渡していませんか? あなたは子どもに包丁を持たせるとき、どのようにして渡しますか? ほら、これは便利な道具だから使ってね♪ ありがとう!これでお肉を切るね! このようにいきなり渡し...

あなたの大切なお子様を守るためには、
必要なことと言えますね。

子どものスマホ。

不適切な使用で、
あなたの大切なお子様が危険にさらされることが無いよう
願うばかりです。

更に詳しく知って頂きたい

本書では、
・スマホルールのテンプレート
・スマホルールのつくり方
・子どもがどういった使い方をしているのか?
・スマホの活用方法
・大人の関わり次第で 子どもの未来が変わる。
 子どもとの接し方

等々が1つになった本です。

ネットではバラバラの情報しかありませんが、
ひとつになっていますので、
この1冊で多くの情報を得ることができます。

ぜひ、
本書を参考にしてください(^^)

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全国書店にて販売「スマホの与え方・使い方の教科書」 「子育て共育」にかかわる書籍等のご紹介をします。 子どものスマホで「困った!」を防ぐスマホの与え方・使い方の教科書(産業能率大学出版部)子育て共育アドバイザー...

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子育て共育アドバイザー/学習塾塾長
野本一真


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この記事を書いた人

親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザー、学習塾塾長。
 中学生のころ、所属していた部活が廃部になり帰宅部に。以来、帰宅ゲーム部として、時代が違えばプロゲーマーになるほどにゲームにのめり込む。また就職氷河期真っ只中にも関わらず、人生は一度しかない!と、上場企業・公務員・大学病院・医療グループ等、職種を変えた転職を行う。バイト時代を含めると10職種以上に及ぶ。その中で、高学歴ドロップアウトを幾度となく目の当たりにし「大人の関わり次第で人生が変わる」ことを痛感。学習塾(個別学習のセルモ)を開業。

 子どもの自己肯定感・自己効力感を育み、急激な変化の時代に「自らが主人公の自らの物語」を歩むことができる力の育成。すなわち、状況を受け入れた上でどうすれば良いか?を自らで考え・行動できる大人へと成長する一助となることを「指導理念」としている。
また、職種を変えた転職をしたため、子どもの言う「何がわからないのかわからない」を幾度となく経験。児童心理学・脳科学も活用し、子どもに寄り添った指導を行う。その子どもの成長には家庭環境が不可欠。

 親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザーとして「親を対象とした親子関係の構築・改善相談」を行っている。近年は子どものスマホの保有率の増加と共にスマホ問題が子育ての問題となっており、その指導・改善方法を広く伝えることで、多くの「子育てで悩む親に何かひとつでも参考になることがあれば」と願い、

スマホの扱い、ルール作り、そのルールを維持するための親子関係構築方法を書いた
『子どものスマホで「困った!」を防ぐ スマホの与え方・使い方の教科書』を出版。

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