紀伊國屋オンライン・全国書店にて発売 詳しくはこちら

教師になったときに生かす「子どもを未熟な大人と考える」

教師を目指して頑張っている
大学三年生からの手紙(レビュー)をもらいました。

私の著書を読んで
感じたこと・学んだことを
「子どもたち」「子どもを支える親」に伝えてくれる。

本書

子どものスマホで「困った!」を防ぐ

スマホの与え方・使い方の教科書(産業能率大学出版部)
子育て共育アドバイザー/学習塾塾長 野本一真著

を書いて良かったと感じる手紙でした。

この手紙を書いてくれたのは、
教師を目指し、
九州地方で頑張っている私の塾の卒塾生。

私の指導を受け、教師になりたいと思い、
その道に向かって頑張ってくれています。

私は塾長であって、
教師ではありませんが(^^;

以前もらった手紙には、

将来の目標は、野本先生のような先生になること。
いや、それ以上の先生になること。

と書いてくれており、
私以上になりたいというのは、
私にとって一番嬉しいことです。(^^)

そして、
今回のゴールデンウイークを利用して関東に行くので、
近況報告・相談・書籍のことについて話しがしたい
ということで、話しをしました。

目次

物事の捉え方

確かに、忙しい中ではあったのですが
会話をする中で、
良い影響を与えることができたこと。
それがなによりでした。(^^)

また、

「ネガティブに考えるよりポジティブに考えることにしました」

まさに、
「リフレーミング」のことですね。

詳しくは本書、
P134~135に書いてありますが、

すべての事象をポジティブに捉えることが最善とは限らないので、
つねにリフレーミングを意識する必要はありません。

でも、
ついネガティブな方向にばかり考えてしまう場合は、

リフレーミングを活用しつつ、捉え方を変えることで、

目の前で起きている事象は同じでも、
良いようにも悪いようにも捉えることができます。

捉え方ひとつで、
「失う恐れを感じる」ことも、逆に「余裕を持つこと」もできます。

同じ言葉であっても感じ方が違う「伝わるように話す」

様々な質問を受け、会話をしました。

その中で非常に素晴らしい!と思ったことが、

「自分がこうだと思ったことも、他人が同じとは限らない」

「人は同じ思考を持っているわけではないから」

「同じ人生を歩んでいないから、同じ言葉であっても感じ方が違う

「だからこそ、伝えるではなく、伝わるように話す必要がある」

まさに、その通り!です。

ただ、
これだけではなく、

さらに
素晴らしい!と思ったことが、

「大人から見る子どもにとって良いことは、子どもにとってはどうなのか?」

「だから今できることは、人の意見を聴いて取り入れること」

ということも言っていました。(^^)

まさにその通りで、
子どもは子どもなりに考えています。

そして、

大人が良かれと思っていることが
必ずしも子どもに合致しているとは限りません。

だからこそ、
子どもとの会話が必要になってきます。

本書の中に、

子どもを子ども扱いするのではなく、
「未熟な大人」と考えて接する

という一文を載せていますが、
子どもとの会話の際に気をつけたいことです。

私自身が正しい!子どもは子ども!と思っていると、
話しを聞くとができません。

これはなにも、「子どもと親」という関係性だけではなく、
人と人とが会話をするときに必要な意識の準備
とも言えます。

本書をシッカリと読んでくれていることもあり、
スッと腑に落ちたようでした。

教師になったときに教えられるように

今の彼女は、大学生であり、成人した大人。
「親」でもなければ「子ども」でもありません。

ある意味、
フラットな気持ちで読むことができたようです。

教師になったとき
教えられるように勉強するとのこと。
このようによい影響を与えることができたと思うとのこと
嬉しい限りです。

彼女もそうですが、
本書を手にとり、読んでくれることで、

「子どもとの接し方」を考えるキッカケになり、

個々人ができることを少し変えることで、
ひとりでも多くの子どもの環境が変われば・・・

と思うところです。

教師を目指して頑張っている彼女にとっては、
なによりの参考になったこと。

私自身、
これからも、自らの行動により、

「子ども」「親」「子どもと接する職業の方」
の方にとって、
何か少しでも得られることがあるよう頑張って行こう!

と感じる
ゴールデンウイークでした。

あわせて読みたい
スマホのことだけではなく、「子育て」で漠然としていた将来の不安が解消されました スマホ問題を通して「親子関係の構築」に活かすことができるんだと思うようになりました。これから起こるトラブルや、子育ての問題に対しても言えること。今まで漠然と...
あわせて読みたい
レビュー紹介。スマホを通じた「情報化社会を生き抜く術」が記載された本。子どもとの関係を良くするた... 本屋さんで『スマホの与え方・使い方の教科書』を購入した場合、レビューが書けない・書き難いこともあり、直接寄せられたレビューをご紹介します。 お手紙で頂いた3歳...

子育て共育アドバイザー/学習塾塾長
野本一真

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザー、学習塾塾長。
 中学生のころ、所属していた部活が廃部になり帰宅部に。以来、帰宅ゲーム部として、時代が違えばプロゲーマーになるほどにゲームにのめり込む。また就職氷河期真っ只中にも関わらず、人生は一度しかない!と、上場企業・公務員・大学病院・医療グループ等、職種を変えた転職を行う。バイト時代を含めると10職種以上に及ぶ。その中で、高学歴ドロップアウトを幾度となく目の当たりにし「大人の関わり次第で人生が変わる」ことを痛感。学習塾(個別学習のセルモ)を開業。

 子どもの自己肯定感・自己効力感を育み、急激な変化の時代に「自らが主人公の自らの物語」を歩むことができる力の育成。すなわち、状況を受け入れた上でどうすれば良いか?を自らで考え・行動できる大人へと成長する一助となることを「指導理念」としている。
また、職種を変えた転職をしたため、子どもの言う「何がわからないのかわからない」を幾度となく経験。児童心理学・脳科学も活用し、子どもに寄り添った指導を行う。その子どもの成長には家庭環境が不可欠。

 親と子が共に育つ「共育」。子育て共育アドバイザーとして「親を対象とした親子関係の構築・改善相談」を行っている。近年は子どものスマホの保有率の増加と共にスマホ問題が子育ての問題となっており、その指導・改善方法を広く伝えることで、多くの「子育てで悩む親に何かひとつでも参考になることがあれば」と願い、

スマホの扱い、ルール作り、そのルールを維持するための親子関係構築方法を書いた
『子どものスマホで「困った!」を防ぐ スマホの与え方・使い方の教科書』を出版。

目次